10万キロメートルのテザーができるのはいつ?―宇宙エレベーターの最新研究(16)
宇宙エレベーターの素材として有力なテザーは「テープ型」のテザーだと言われています。
このテープ型テザーは、2009年に日・欧・米・豪の国際プロジェクトT-Rex計画で伸ばした136メートルが宇宙最長記録です。
これまでの結果やその後の傾向を考えると、宇宙エレベーターに必要な100,000キロメートルの長さのテザーができるのは、2040年頃になるのでは?という説があります。
ちなみに、各国の実験の結果や予測シミュレーションは、本日の宇宙エレベーター特別教室にてご紹介いたしますのでご興味のある方はご参照ください。
ちなみに、通常のひも型のテザーの場合なら、20キロメートルくらいは比較的楽に伸ばすことが出来るようになりました。

(写真は1966年にテザー伸張実験をしたジェミニ11号から地表の方に伸びたテザーとその先につけたロケットの一部です。http://en.wikipedia.org/wiki/Gemini_11より拝借しました。)
現在までのひも型のテザーの最長記録はESA(欧州宇宙機関)が国際共同で行ったYES2(ヤング・エンジニア衛星2号)で2007年9月に31.7キロメートル伸ばすことに成功しています。
これは、宇宙テザー長さの世界記録だけでなく、人類がこれまで宇宙で作った最大の構築物といえます。
人類初の宇宙テザー実験の様子は、少し詳しい解説を宇宙エレベーター特別教室にてご紹介いたします。
★この記事の「宇宙エレベーター特別教室」(テザーの実験)を、「[神奈川工大機械工学科航空宇宙専攻★公式ブログ]宙(そら)をめざせ!」にて公開中です!
数値シミュレーションの結果や物理の専門用語などを用いた詳しい解説を行っています。
http://www.aeroastro-kait.net/
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これまでの結果やその後の傾向を考えると、宇宙エレベーターに必要な100,000キロメートルの長さのテザーができるのは、2040年頃になるのでは?という説があります。
ちなみに、各国の実験の結果や予測シミュレーションは、本日の宇宙エレベーター特別教室にてご紹介いたしますのでご興味のある方はご参照ください。
ちなみに、通常のひも型のテザーの場合なら、20キロメートルくらいは比較的楽に伸ばすことが出来るようになりました。

(写真は1966年にテザー伸張実験をしたジェミニ11号から地表の方に伸びたテザーとその先につけたロケットの一部です。http://en.wikipedia.org/wiki/Gemini_11より拝借しました。)
現在までのひも型のテザーの最長記録はESA(欧州宇宙機関)が国際共同で行ったYES2(ヤング・エンジニア衛星2号)で2007年9月に31.7キロメートル伸ばすことに成功しています。
これは、宇宙テザー長さの世界記録だけでなく、人類がこれまで宇宙で作った最大の構築物といえます。
人類初の宇宙テザー実験の様子は、少し詳しい解説を宇宙エレベーター特別教室にてご紹介いたします。
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