電気自動車ならぬ電気航空機?!航空機の最新研究をオープンキャンパスで大公開(2)
まず、「地面効果翼機」とは、翼弦長以下の低高度では揚力が増加することから、主に水面上のこの低高度領域を飛行する翼面積の小さな航空機です。
自然に増加する揚力を使うことで、より燃費のよいエコ運転ができるのが特長といえます。
次に、「磁界共鳴方式ワイヤレス給電」とは、2006年に提案された電磁界共鳴技術を利用する新しい方式であり、これまでの電磁誘導方式等に比べ、非接触(ワイヤレス)に大電力を長距離伝えることができます。
つまり、地面効果翼機のエコな動力をモータとし、海岸線の風車からワイヤレスで電力を給電することを検討した新しい航空機の研究なのです。
もしも可能となれば、画期的な交通輸送手段となることが期待されます。
昨年より始めた研究であるため、現在のところ、地面効果翼機に関しては、翼型の風洞試験と無線操縦モデルによる試験飛行を始めた段階であり、磁界共鳴方式ワイヤレス給電においては、給電モデルを作製して計測したところ20cm弱しか伝送できていません。
まだまだ、入り口にも到達していない状況ですが、こうしたことの積み重ねが航空機の明日を作ると信じて、時間をかけて取り組んで行きたいと考えています。
ぜひオープンキャンパスで、最新の航空機研究に触れてみてください!
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自然に増加する揚力を使うことで、より燃費のよいエコ運転ができるのが特長といえます。
次に、「磁界共鳴方式ワイヤレス給電」とは、2006年に提案された電磁界共鳴技術を利用する新しい方式であり、これまでの電磁誘導方式等に比べ、非接触(ワイヤレス)に大電力を長距離伝えることができます。
つまり、地面効果翼機のエコな動力をモータとし、海岸線の風車からワイヤレスで電力を給電することを検討した新しい航空機の研究なのです。
もしも可能となれば、画期的な交通輸送手段となることが期待されます。
昨年より始めた研究であるため、現在のところ、地面効果翼機に関しては、翼型の風洞試験と無線操縦モデルによる試験飛行を始めた段階であり、磁界共鳴方式ワイヤレス給電においては、給電モデルを作製して計測したところ20cm弱しか伝送できていません。
まだまだ、入り口にも到達していない状況ですが、こうしたことの積み重ねが航空機の明日を作ると信じて、時間をかけて取り組んで行きたいと考えています。
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