SPEC2013第5回宇宙エレベーターチャレンジ(1)-記録的なテザーシステム実現

今年の8月7日から10日にかけて、宇宙エレベーター協会主催による「第5回宇宙エレベーターチャレンジSPEC2013」が実施されました。

本年度の大会は、宇宙エレベーターの地上でのひな形となる「バーティカルテザーシステム」で対地高度1200メートルを実現すること(キロメートル級バーティカルテザーの実現)と地上でクライマー(エレベーターで人や物が乗る部分)のひな型を制作し、空中につりさげたケーブルを移動する性能をテストする場(クライマーの昇降実験の場)にすることが目標です。

まず「バーティカルテザーシステム」は、テザーを宇宙に向かう鉛直な走路にするため、ヘリウムガス入りのバルーンで吊ってつくります。
今回のテザー素材は幅35ミリ、テクノーラ(※)素材のベルトと、直径11ミリのロープの2種類です。

1200メートルのテザーとなると、テザー自体がベルト、ロープともに100キログラム超!とかなりの重量になるんですよ。
これを鉛直な走路としてバルーンから吊すだけでも、大変なチャレンジになります。
(実は昨年度、1200メートルのバーティカルテザーで大会を行う予定でしたが、度重なるバルーンの不具合で800メートルまでの高度での実施となってしまいました。)

今年度は、昨年度実現できなかった高度1200メートルへのバーティカルテザーの展開に成功、その上を1キロメートル以上の位置まで安全に昇降するクライマー走行が行われました。

(※)「テクノーラ」(パラ型アラミド)は帝人株式会社登録商標です。

競技会01


■「SPEC2013の実施結果について」は宇宙エレベーター協会のホームページをご参照ください▼
http://www.jsea.jp/technology/challenge/000405.html

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