ロケット100回分の材料で宇宙エレベーターを作る?-学生と考える宇宙エレベーター(22)

ここまできたのですから、もう少し想像力を働かせてみましょう。

宇宙エレベーターができるまでの間、地上から宇宙まで材料を運ぶ手段はロケットに頼らざるをえません。
仮に宇宙開発事業団(NASDA)と後継法人の宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工が開発したH2-Aロケットを100回打ち上げて材料を運ぶとしましょう。

H2-Aロケットを100回打ち上げて静止軌道に運ぶことの出来る質量は約250トンです。
この250トンの材料でどのくらいの長さの宇宙エレベーターができるでしょうか。

もし、宇宙エレベーターのひもの素材としてアラミド繊維(宇宙エレベーターのテザーシステムに利用可能、といわれている素材です)を利用した場合、静止軌道から地上に約20,000キロメートルくらい垂らすことができる、と考えられています。

静止軌道は地上から約36,000キロメートルですから、地上まで16,000キロメートルほど上にぶら下がっているひも、ということになります。

・・・なかなか厳しい数字がでてしまいました(^-^;)。

ちなみに詳しい数値シミュレーションの解説を、今回の「宇宙エレベーター特別教室」にて公開しています。
ご興味のある方はぜひご参照下さい!


★この記事の「宇宙エレベーター特別教室」(実現可能な長さを計算してみる)を、「[神奈川工大機械工学科航空宇宙専攻★公式ブログ]宙(そら)をめざせ!」にて公開中です!
数値シミュレーションの結果や物理の専門用語などを用いた詳しい解説を行っています。
http://www.aeroastro-kait.net/


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