静止軌道は既に活用されています!-宇宙エレベーターをめぐる「宇宙の物理」(1)

これまでしてきた宇宙エレベーターのお話の中に何度も出てきた「静止軌道」。
今日は、その「静止軌道」についての簡単なお話をいたします。

「静止軌道」のもともとの概念は「その軌道に乗ると、地上から上空のある一点にとどまっているように見える」ところをいいます。
(そこが、衛星の回転運動による遠心力と地球の重力とが釣り合っている場所でもあります)
静止軌道上では、地球が自転するスピードと並行して移動しているから、地上から見るとまるで止まっているように見えるのです。


この「一点に止まっているように見える」性質を利用して、現在活用されているものがあります。
それが「静止軌道衛星」です。

静止軌道衛星」なんて言われると難しく感じるかも知れませんが、通信衛星や気象衛星、といえば聞いたことある方もいらっしゃるのではないでしょうか?!

実際、N-SAT-110や、MTSAT-2といった衛星は、静止軌道衛星として現役で活躍中です。
ちなみにN-SAT-110とはスカパー!の通信衛星、MTSAT-2は気象衛星のひまわり7号のことです(^-^)。

ニュースなどでよくみかける「気象衛星ひまわりからの映像」って、いつでも日本の上空からの雲の様子ですよね。
あれは「ひまわり」が静止軌道上にいるから、いつも同じ映像になるんです。
(逆に「ひまわり」が静止軌道上になくて、あちこちフラフラしていたら気象衛星としての役割が果たせないですよね)

通信衛星だって、常に同じように電波を返してくれないと困りますから、地上から見て同じ場所にとどまっている必要があります。

宇宙エレベーターは少し先の技術になりますが、静止軌道の活用は、すでに私たちの生活に密着した形で進んでいるんですよ。

ちなみに静止軌道とは赤道上で高度約36,000キロメートルのところ、と説明してきました。
正確には、35,780キロメートル、と計算されます。
ケプラーの第三法則を使った静止軌道の高度計算を、今日の「宇宙エレベーター特別教室」にて公開いたします。
ご興味のある方はぜひご覧下さい!


★この記事の「宇宙エレベーター特別教室」(静止軌道の高度を計算する)を、「[神奈川工大機械工学科航空宇宙専攻★公式ブログ]宙(そら)をめざせ!」にて公開中です!
数値シミュレーションの結果や物理の専門用語などを用いた詳しい解説を行っています。

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