地球の引力を振り切る第二宇宙速度、それから・・・―宇宙エレベーターをめぐる「宇宙の物理」(10)

先日ご紹介した「砲台から砲弾を射出するイメージ図」再び登場です。

第一宇宙速度
この図はWikipediaの「宇宙速度」の説明から引用したものです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E9%80%9F%E5%BA%A6

以前のご説明で「(D)と(E)は余談になるけれど・・・」というお話をしましたので、今日はその余談です(笑)。

第一宇宙速度で打ち出された場合、人工衛星となって地球の周りを周り続けます(C)。

第一宇宙速度より少し速い速度で打ち出された場合は楕円を描くような動きをします (D)。

しかし、第一宇宙速度よりもかなり速い速度で打ち出された場合、地球の引力を振り切って地球の外に飛び出します(E)。

この地球の引力を振り切って外に飛び出すために必要な速度のことを「第二宇宙速度」といいます。

第二宇宙速度第一宇宙速度の約1.4142倍となります。(なんか見覚えのある数字・・・と思った方はスルドイ!正確に言うと√2倍になります。)

さらに想像を膨らませると、第二宇宙速度をさらに超えるようなスピードで打ち出せば、地球が公転している太陽系からの脱出も夢ではありません。
この速度を「第三宇宙速度」といいます。

太陽の引力等を勘案し、地球表面近くの第三宇宙速度は秒速約42キロメートルと言われています。
1秒で東京から茅ヶ崎のちょっと手前くらいまでひとっ飛びできるくらいのスピードが出せれば(それにしてもすごいスピード!)、太陽系の外に飛び出すこともできます!

こんなところイヤだ!遠くに行ってやる!とういのならば、大きなパワーがなければ無理なんですね(^-^;)。

 話を元に戻します。同様に、私たちのいる太陽系が属する「銀河系」の引力を振り切って外に出る「第四宇宙速度」、さらには銀河系の集まりである「銀河集団」を振り切って外に出る「第五宇宙速度」というものも理論的に考えられています。

 もっと言うと、銀河集団を振り切ってさらに宇宙そのものを振り切って脱出する「第六宇宙速度」なんてものも考えられるかも知れませんが、ちょっと想像つかないですよね。

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