センチメートル、キログラム・・・だけじゃない!新しい単位「メガユーリ」が生まれる予感?!―宇宙エレベーターの最新研究(!)

宇宙エレベーター実用化に向けての大きな課題の一つであるテザーの材料。
ある程度の理論的なめどはついているものの、実際に「これならば!」という現物は研究中の段階です。

テザーの材料を検討するにあたって、考えなくてはいけないのがテザー強度ですよね。
以前にもご紹介したとおり、並みの素材では「ひも」を垂らすだけで自分の重さで切れてしまうわけですから軽くて丈夫なことが大前提です。

ですから、「強度」がどのくらいかを、わかりやすく、客観的な数値で!
示すことは、研究を進める上でとても重要なのです。

そこで、「宇宙エレベーターハンドブック」(2013年刊行予定)の中心的な著者であるピーター・スワン博士たちは、強度の表現(単位)についてMyuri (メガユーリ)で表すことを提案しています。

「ユーリ」とは、宇宙エレベーターを構想したユーリ・アルツターノフの名前から取っています。

結論だけ申し上げますと、引っ張りに耐える力(応力)が同じテザーならば、軽い方が丈夫だよね(=数値が大きくなる=強度が高い)、という単位になります。
少し難しい話になりますが、引っ張りに耐える力(応力)にテザー自体の質量を加味した単位、みたいなイメージです。

支える質量がほとんど自分の質量となる宇宙エレベーターならではの特性をふまえた単位、と言えるかも知れません。

実はこの単位、まだ国際的に採用されたわけではない「知る人ぞ知る?!」単位なのです。
いずれ「宇宙エレベーター特別教室」でご紹介できれば・・・
と思っておりますので、気長にお待ち下さい(^-^;)。


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