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日本の「組紐(くみひも)」技術が宇宙エレベーターを救う?!―宇宙エレベーターの最新研究(6)

ここでもう一度、カーボンナノチューブの形状について見てみましょう。

CNTの形状

単層カーボンナノチューブの場合、分子欠陥があれば強度は劣化します。
そこで、短いカーボンナノチューブ(CNT)を編んで長くすることができれば、いくつかのCNTの間で力が分け合うので単層カーボンナノチューブのような強度の低下は避けられるのではないかと考えられています。

これまでは、CNTを編みこむことによって10メートル単位の長さにすることはできるのですが、せいぜい1メガユーリ程度の強度しか得られていませんでした。
しかし、最近この記録を塗り替える成功がどんどん報告されており、20メガユーリくらいの強度で1000キロメートル以上の長さのものが夢でなくなりました。

強度の成長が続き、編み込みの技術が進歩すれば大いに期待できると思われます。

さて、編み込みの技術といえば日本古来の組紐(くみひも)!
編みこみの手法は古くから日本固有の織物の技術として発展してきました。
もしかしたら、日本古来の技術が宇宙エレベーターに応用されて成功するかもしれませんよ?!

テザー一つとっても課題は山積みのように思われるかも知れませんが、今までの技術の進歩を考えると、プロペラ推進からジェット推進に技術が飛躍したように、ある時点で新しい技術が現れてきて飛躍的に進歩したことを私たちは知っています。

飛躍的な進歩も期待すれば、10万キロメートルのテザーの完成は意外と近い未来だったりするのかも?!

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テーマ : 実験 科学 サイエンス
ジャンル : 学校・教育

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